高齢者の寿命がのびて、嬉しく思わなくては
いけないのですが、親族の負担になるケースが
最近、特に顕著になってきています。
田舎では、一人暮らしの世帯が多く存在し、
それを見守るのは、地域の福祉ボランティア、
市役所にある地域包括支援センター、
社会福祉協議会老人ホームの施設などが担って
いますが、これにも限度があり、
地域の福祉ボランティアは見守り、
自立できない高齢者などの導き、
ある程度の要支援、介護認定なれば、
老人ホームが引き受ける仕組みです。
これも、高齢者の親族か後見人がいないと
先にすすみません。
一人暮らしの高齢者の親族は、
大部分が都市部で生活しており、
お会いするのがたいへんな状況です。
都市部で生活している親族も、
生活が精いっぱいで、
なかなか田舎に帰ってこれないのが現実です。
また、この高齢者を連れて帰って、
一緒に暮らすことなど
現実では考えられないことなのです。
{田舎で暮らしている高齢者が、
都市部で暮らすことを望むのは、ほんの少数だと思います。
慣れしたんだ田舎の暮らしが変わると
言うことは、精神的な影響が大きいのです。}
できることなら、この田舎で生涯を終えたいのです。
それができるかできないかは、
周りのサポートも必要です。
それを担うのが、私たち福祉ボランティアですが
これにも限界があります。
田舎に暮らしていて、
中には余裕をもって生活している方も
おられますが、それぞれに問題を抱えて
暮らしています。
でも、お互い助け合わないと何もできません。
しかしながら、時代と共にそれが
薄れていってるのも確かです。
なんとかしなくてはいけないと
思っている私も、
何もしていません。
時間だけが過ぎています。
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